島の概要
情島(なさけじま)は、山口県東部の周防大島町に所属する離島で、周防大島東部の伊保田港から船で15分のところにあります。有人島としては山口県最東端になります。
(すぐ東に無人島の諸島(もろしま)があります)
島の集落
島には4つの集落があり、現在40名弱の島民が暮らしています。
●本浦(ほんうら)
渡船が着く港がある、島で一番大きい集落。山の斜面に民家が立ち並び、その間を細い階段でつないでいます。
●伊の浦(いのうら)
本浦から海沿いの道を北に15分ほど歩いた終端にある集落。半分以上の家は空き家になっています。
●佛の浦(ほとけのうら)
本浦から南のトンネルを抜けたところにある集落。
●大畑(おばた)
本浦から伊の浦の中間にある集落。「地域交流スペースあけぼの」や休校になった情島小中学校などがありますが、あけぼの以外に住んでいる人はいません。
島の交通
渡船は周防大島の伊保田港から本浦港まで15分で結び、1日4往復運行しています(詳細はこちらを参照してください)。島民の多くは漁船を所有しており、周防大島へ直接船で渡る場合もあります。
島内の道路は海沿いのみ舗装されていますが、自動車はなく、徒歩や自転車で移動します。各集落内は細い階段が多く、徒歩での移動になります。荷物等は一輪車やリヤカーで運びます。
島の通信
携帯電話の電波は全体的に弱く、docomoは本浦全域と佛の浦や伊の浦の一部で利用可能。auは本浦の一部と大畑でギリギリ利用可能。
インターネットは島内で加入者がおらず、地域交流スペースあけぼののみ利用可能。ただし速度は遅いです。
島の産業
島民の多くは漁業で生計を立ててきており、鯛の一本釣りがメイン。ただ、高齢化により厳しい状況です。
農業に関しては、島に田んぼはなく、畑で自給のための野菜を作っている程度です。
島にはお店・自販機・宿泊施設はありません。